山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

物件探しと男探し

引っ越し行脚は続く。今日は朝から2軒内覧。友人に紹介された不動産屋の女性Yさんと二人でてくてく歩いて物件へ。この会社は、駅から歩いて物件に行くスタイルをとっている。駅からの徒歩感覚がわかる方が助かるので、私もこのやり方には賛成。

Yさんは、小柄でスポーティで気さくなお姉さんである。ほとんど年が変わらないこともあり、お互いわりと遠慮せずいろんな雑談をした。自分で事業をやっていると婚活パーティでは不利だよね、なんて話までした。ああいう場所に来る人たちはどちらかといえば保守的で、”変わった職業”というものに免疫がないことが多いのだ。私も、ライターというだけで驚かれたり、戸惑われたりすることがよくあった。

物件は、残念ながら微妙だった。ひとつめはベランダからの眺めが悪すぎるのでアウト。ふたつめは、新幹線の線路がすぐ近くなのでアウト。新幹線が通るときに窓を開けていると、空気の振動を受けて体が震えるということがわかった。間取りはものすごくよかっただけに無念。

今私が見ているエリアは物件が出にくいところらしい。おまけに、時期としては一番引っ越しの少なくなる8月に突入する。わりと厳しい戦いに挑んでいることは間違いない。しかしこちらも妥協はできない。

ココイチでカレーを食べてから帰宅。寝るまで、資料本と物件サイトを交互に見続ける。物件を見すぎてだんだん頭がおかしくなりそうだった。その感覚に何か覚えがあったので考えてみたら、ネット婚活をしていた頃の感覚に違いなかった。いろんな男性のプロフィールを延々見続けて、虚無の境地に達するときのあの感じだ。男探しと同様、物件を見すぎて頭がぼんやりしてきた果てに思うのは、いつも

「こういうのはフィーリングとタイミングなんだから、適当にあたっていって、ピンとくればそれでいいのでは!?」

ということなのであるが、実際はそんなことはない。フィーリングとタイミングが大事なのはもちろん真実だが、フィーリングとタイミングは、やるべきことをきちんとやっているときに発動するものであって、「めんどくさいからどうでもいい!」と思っているときには、感性全体が鈍っているので、フィーリングのフの字も湧き上がってこないのである。

 

<今日の小池>

朝 抜き

昼 ココイチのハーフカレー オレンジジュース

夜 何食べたかまじで覚えてない、食べなかったような気がする。

ヨガ やってないけど1時間くらい歩いた。

メモ 新幹線沿いには住みたくない。