山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

ポラリスの君

リアルな夢を見すぎて、寝た気がしない状態で起床。さらに、鳥越氏が東京都知事選に出るとかいう悪夢のようなニュースを見て朝から微妙な気持ちに。昼は人と会い、都知事選の特集番組を見つつ、スーパーで買ってきた寿司をぱくついて過ごした。夏は寿司が美味い。

午後は、ツイッターで再会した小学校時代の旧友、Gちゃんとケーキ屋でティータイム。彼女はタルトを、私はロールケーキをいただく。あずき入りで、とても美味しいロールケーキだった。寿司にケーキと、かなりおめでたい食ラインナップの今日。

彼女は小学三年生のときのクラスメイトで、わりと仲良くしていた子だった。小学生のときも美少女だったし、もちろん29になった今も美人さんである。あまり覚えていないのだが、転校生だった私は彼女の隣の席に配置され、面倒を見てもらっていたらしい……というのは、今日彼女から「実はあのクラスでは、転校生が来たら私の隣に座らされるシステムになっていたのだ」と聞いて判明したことである。

しばらく(20年)会わないうちに彼女はなんと選挙オタクになっていた。ツイッターで、猛烈な勢いで選挙についてつぶやいている。どうして選挙に興味を持ったのか聞いたら、

「私は中学受験をしたでしょ。中学受験には時事問題が出るの。私たちが小学六年生のときは総裁選があって、そのことを勉強したのがきっかけ」

とのこと。彼女は優等生で、しかもやらされて嫌々勉強をしているのではなく、学ぶのが本当に好きなタイプだった。彼女のように勉強の機会を活かせたら、ありとあらゆるものに興味が持てるだろう。

彼女と話していて、小学4年生のときにすごく好きだった男子のことを思い出した。恋愛的に好きだというよりも、尊敬し、憧れていた。彼はクラスメイトの中でも抜群に教養とユーモアがあり、運動ができて、全体を俯瞰してものを見ているが、決して偉ぶらない人気者だった。大人っぽい自意識の持ち主だったと思う。本をよく読んでいたので語彙が多く、彼と話すのは楽しかった。一度、クラスの女子から「あいつ、小池さんのことが好きだって言ってたよ。頭がいいからって」とタレこまれたことがあるが真偽は不明。

20歳くらいのときに、mixiでメッセージのやり取りだけしたことがある。そこに「小池ってあの頃、『自分のことは自分が一番わかってるからほっといて』って雰囲気だったよね」と書かれていて、やっぱり彼は本当にものをよく見ていたのだなあと感心した。私は彼のようになりたかったのだ。

Gちゃんによれば、彼は中学受験で優秀な進学校に進んだが、他の受験組のように、親にべったりサポートされているタイプではなかったらしい。自主的に受験を決め、親の送迎もなく塾に通い、勝手に勉強して勝手に進学したのだという。その後アメリカの大学に進学し、今では向こうでエンジニアをしている。すげー奴だ。ずっとそのまま私のポラリスでいてほしい。

おしゃべり会を終えたあと、店でタルトとフロマージュを買って帰宅。家で映画「リトルフォレスト」をたらたらと観る。五十嵐大介の世界観の素晴らしさには及ばないが、流し見するにはいい映画だった。料理がしたくなる。

いろいろあって4時過ぎまで起きていた。そろそろ昼夜逆転を直していかないと。

 

<今日の小池>

昼 寿司

夜 鶏肉のコショウ焼き ごはん ごぼう

おやつ ロールケーキ 

ヨガ 5分

メモ 菓子パンと揚げ物を我慢。