山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

スタイル本

8時台起床。シャワーを浴びてスムージーを飲んだのちおとなしく仕事をする。しかしはかどらず。昼は近所のパンケーキ屋に行った。パンケーキやフレンチトーストに、ベーコンや卵がつくセットというものの魅力が昔はわからなかったのだが、最近はこれもなかなかいいなと思う。パンケーキ屋の帰りには靴屋に寄った。ベージュのハイヒールを買いたいのだがなかなかいいものが見つからない。

午後もまったり仕事……をしながらSATCの続き。シーズン4が飛び抜けて出来がいい気がするんだが、なんでだろう。

そして、SATCについて書かれた記事をいろいろ読んでいるうちに、「スタイルブック」に対しての興味がわいた。これまでまったく興味がなかったのだが、ああいう本ってやっぱり必要なんだなと改めて思った。「ストーリーのある生活世界観」を解説できる本というのが。

「SATCみたいな(というかキャリーみたいな)ライフスタイルに憧れる」「ああいう風に暮らしたい」「同じブランドのものを使いたい」と書いている女性がいっぱいいる。全部というわけではないが、「そっくり真似したい」願望はやっぱり女性に多いものだという気がする。この間読んだ本の著者である女性起業家も、「キャリーのような働き方を目指してここまでやってきた」と書いていた。わたしの会社員時代の上司もキャリー好きで、キャリーのように靴にべらぼうな金をかけ(アパートの前金になるほどではなかったと思うけど)、わたしが知り合った頃は毎週末クラブやバーに繰り出していたものだった。

わたしはSATCでいえば完全にエイダン系の人間なので、キャリーたちのような生活をしたいとはとても思わない。靴も服も夜遊びもゆきずりの恋も全部苦手である。が、そのわたしでもドラマを見たあとは「ニューヨークっぽい暮らし、いいかも」とぽわんとしてしまうんだから、ごく普通のオシャレ好きの女性達にとっての「真似したい欲」の喚起力は相当だろう。生活全体になんとなく「真似」をまぶすためのレシピがスタイルブックなのだ。

このスタイルブックというやつ、昔からあるにはあったが、2009年に平子理沙の本がバカ売れしてから特に増えた記憶がある。スタイリストや女性誌のカリスマ編集者など、どちらかといえば裏方業の女性の本が多く出るようになったのもここ数年の傾向だろう。何につけても選択肢の多すぎる今、求められるのは良質なキュレーションでありパッケージである。30代はもうちょっと生活全体を見直したいので、わたしもこれから積極的にああいうものを見ていくことにする。しかしわたしが一番憧れるライフスタイルはターシャ・テューダーだ……。

物書きで、「ライフスタイルの発信」をして積極的に真似されている女性というのはあまり思いつかないが、日本でキャリー的な人材といえばやっぱり林真理子だったんじゃないかなと思う。彼女の真似をした女性はいっぱいいたはずだ。最近はどうなんだろう。もうろくに読んでもいないのでよくわからない。やっぱりはあちゅうさんなんだろうか。

わたしのライフスタイルはこの日記に書いている通りで、日がなミスドに通っては図書館で借りてきた本を読み、ドーナツをかじっているばかりである。今日も『白痴』を読んでいた。わたしはきっと、キャリーの千分の一も夜遊びせずに終わるんだろう。たぶん。

にしてもビッグがわがまま男すぎてうざい。

 

<今日の小池>

朝 スムージー

昼 パンケーキとベーコンエッグ・サラダのセット

夜 買ってきたおにぎりとヒレカツ

ヨガ 5分

メモ もっと低GIの食品を食べないと集中力がやばい。