山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

吊られ男リバース

猛烈な頭痛と気だるさ。夢を見た。高校時代の同級生Y(今、某局のプロデューサーをやっている)と遊ぶ約束をする夢。どうもカレー屋に一緒に行こうと言ったらしい。しかし、私はそのカレー屋に朝から家族で何度も行って、何度もカレーを食べているのだった。またYと一緒に行くのは胃腸的に辛いなあと思いながら、そのカレー屋のレジの女の子から「サービス券がつきますがどれがいいですか」と聞かれている。

それと並行して、半蔵門駅の周辺にちらほらゾンビが現れている、という情報が送られてくる。じゃあ半蔵門には行かないほうがいいなあ、ウイルスとか大丈夫なんだろうか、汚染されないうちに水とか買いだめしておいたほうがいいんじゃないか、などなどいろんなことを考える。

そうこうしているうちに、家にYと私の共通の友人が来てしまう。めちゃくちゃ空気の読めない男子で、私とYの会合に混ぜろと言う。私はYと二人で出かけたかったのであれこれ理由をつけて断る。すると彼は、私の家の洗濯機の中に突然唾を吐き始める。ここでようやく怒り狂ってそいつを家から追い出すのだが、彼は私にそんなことで怒る権利はないと言う。その辺で目が覚めた。

 

午前中はいろいろメール返信など。昼飯を、近所の冴えない中華屋で食べる。店の面構えの印象通り、あまり美味しくなかったので無念。しかも、食後にはコーヒーをくれといったのになぜか杏仁豆腐が出てきた。急に連絡がきたふりをしてさっさと出て(ちゃんと言えばよかったのだが私はこういうときあまり言えないたち)、いつものミスドに避難。本を読む。

午後から、朝方の5:30まで原稿。なんとか仕上げた。これでまあ、出版できないということはないだろう。

仕事の合間合間にタロットカードをひきまくる。いろんな人のことを占い、なるほどなあと一人合点。タロットカードは、先入観に負けずに人生を歩むための思考アプリである。別にそこに、超常現象的なものはない。だから好きだ。まあ霊感で占う人もいっぱいいるのだが、私の知る優れたタロティストは大抵同じようなことを言う。

ちなみに、私が使っているカードはウェイト版の木星王リライトバージョンで、70年代に発売されたものである。父が買ったのを私が引っ張り出し、小学生のときから使っている。子供の頃は絵柄が強く、「悪魔」のカードをひいた瞬間に地震が起きる、ということが2回もあったので中学時代には一時期まったく触りもしなかった。大人になってからまたよく使うようになったので、傷みもかなり進行してきたようだ。そろそろ替え時だろう。いい機会だから、ウェイト版だけではなくマルセイユ版も勉強しようかと思っている。マルセイユ版の方がロジックががっちりしていて私向きかもしれない。

一冊分は仕上げたものの、あと二冊分の作業が残っている。私自身の作業ペースもまあ、相変わらずそう早くはないのだが、送られてくるはずのものが送られてこないとか、そういうことが多くて全然予定通りに進まない。そういうこともふまえてスケジュールを立てるか、もっとガツガツと進行にも関わるしかないのだろうが、やっぱり私はもうディレクション的なところには労力を使いたくないのであった。早く締め切りのない世界に行きたい。そのためには人生の主導権をちゃんと自分で握ることが肝心だ。

今カードを引くと「吊るされた男」の逆位置ばかり出るので、謙虚な気持ちで仕事はこなそうと思う。