清浄なる渋谷にて

　渋谷ヒカリエへ行き、会社の女性陣へのプレゼントを買う。途中で自転車に後ろから激突されました。

　ヒカリエは普段はまったく縁のない場所なのですが、女性へのプレゼントを買うのには良い場所です。適度にお洒落で高級すぎず、人通りが多いから私のようなボロボロスタイルの人間でも忍び込みやすい。プレゼントに困ったらヒカリエ。ちなみに名古屋に住んでいた時は「困ったらラシック」でした。
　帰り道、「忠犬ハチ公」を使った「"ちょこっと”、ヒカリエでお待ちしてます」とかいうチョコレートの広告を見かけて弱冠悲しくなる。そういう問題じゃないんだよ、という気分。

　ヒカリエの前に青山まで歩いて、前から行きたかった「ブッククラブ回」にも行きました。スピリチュアル系の書籍をこれでもかと集めた、人によっては「怪しい！」と感じるような書店です。まあ、怪しいと言えばおおいに怪しいです。私から見ると六本木のクラブの方が「怪しい！」ですが。スピリチュアル系、と一言で言いつつも決して偏ったラインナップにはなっておらず、ガーデニングやレシピの本から児童書、学術書、文学まで、一般的な書店における「ジャンル」は広くカバーしています。個人的には、ル・グウィンの本が揃っていることに嬉しくなりました。
　怪しいついでに言うと、知り合いの霊能者氏によると、渋谷区は「気」の良い場所なんだそうです。地下水脈があるからなんですかね。確かに渋谷区に事務所を構えている霊能業の人は多い。彼らが全員で結界を張ったら、悪しきものが渋谷区に攻め入っても大丈夫なのでは（適当）。

　近所のまだ入ったことのないカフェに入り、個性の完璧な排除に成功したカレーとサラダを食べてから帰宅。こういうカレー食べたのは大学の学食以来だなあ……。