山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

腕時計がほしい

久々に、自分の家で目覚める朝。ミュージカルシーンのある夢を見た。激しく風邪気味で起きるのが辛かった。外装工事をしているので、朝からドリルの音がうるさい。

土曜日だが、漫画の仕事がたんまりあるので会社に行く。しかし原稿あまりはかどらず。絵の描き方を忘れている……。

昼、いつもの店でゴーヤチャンプル定食を食べる。この定食は「ゴーヤチャンプル、ソーキそば、ごはん」という組み合わせで出てくるのだが、米と麺の合わせ技が非常に問題であった。体型のことを考えると、この二つをフルで食べていたらデブまっしぐらである。かといって、ゴーヤチャンプル単品で頼むと口が物足りない。難しいところだ……と思っていたら、今更になって「半ライス」単品が頼めることを発見した。自分の不注意が嘆かわしい。今度から、ゴーヤチャンプルとライスだけで頼むことにする。

午後はちょっと印象深い拾い物をした。

最近、ずっと「腕時計が欲しい」と思っていた。私は腕がごついので、華奢な、ブレスレット系のを買おうと思っていた。色はゴールドかピンクゴールドで、細めで綺麗なやつがいい。ブランドは、いろいろ見てロゼモンかなあと思っていた。

腕時計の世界には、この世代でこのブランドのものをつけていたらおかしいとか、そういう作法がたくさんあって無粋者にはなかなか辛いものがある。ロゼモンはそれほど高級なブランドではないが、それでも3〜5万のラインではあるので、私にとっては安い買い物ではない。財布や靴も一気に新調したいので、全体の予算をどうしよう、ということは悩みの種だった。アマゾンを見れば、1万円くらいの安物の時計はいくらでも売っている。別に人前に出る仕事をしているわけでもないんだし、安物でもいいかもなあ、と頭のすみではずっと考えていた。

そうしたら道で、ピンクゴールドの安物腕時計を拾ってしまったのである。多分五千円もしないやつだと思う。留め金が壊れていたのでつけられはしないのだが、全体のかっこうは、私が「これ系が欲しいな」と思っていたものと近かった。

引き寄せの法則」は、イメージが具現化すると説く。今回の拾い物はまさにそれだなと思ってしまった。腕時計が欲しいが、自分なんかには安物で十分なんじゃないかと思っているからこういう拾い物をするわけだ。私にはハイブランドの腕時計こそがふさわしいと本気で思っていたのなら、もしかしたらエルメスを拾ったのかもしれない(流石に警察に届けますけど)。

自分を低く見積もって、それよりさらに低いものでまかなおうとするのが私の悪い癖である。もっともっとこう、シャネル・エルメス・ヴァレンティノ、みたいな世界観のことを志向していこう。それが欲しいというよりも、そういうブランドにはふさわしくない自分、という思い込みを外していかねば。

ところでロゼモンって何度見ても書いてもデジモンしかイメージできない。