山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

スプーンを曲げてきた

私のオカルト人生もついにここまできたか感あり。朝から夕方まで、「スプーン曲げ講習」なるものに行ってきた。知人に「一緒に行くはずだった人が行けなくなったから、費用はいらないからついてきて」と誘われたのである。なお、私を誘った理由は「そういうのに興味ありそうだと思ったから」……。まあ確かに興味はある。

私は1987年生まれなので、スプーン曲げブームにはそれほどなじみがない。30代半ばくらいの人たちにとってはノスタルジックなテーマのようだ。一体どうやってスプーンを曲げるのかはここでは書けない。「先人たちへの敬意をもって秘してください」というのが講師の指示だった。まあなんというか、曲がらないと思っていれば曲がらないし、曲がると思っていれば曲がるというそれだけの話なんだなあ、というのが個人的な感想。

昼は、ローストビーフの丼というごってりしたものを食べた。一緒に受講していた、算命学の先生という女性の話が面白かった。若いときは一時期女優業をやり、火サスの犯人役なんかもしていたそう。さらに「微笑」のライターもしていたらしい。変わったオーラの、不思議な美人だった。私の喋りに対して「さすが生月天中殺。目に見えない世界についてはお手の物だね〜」と言っていた。

その講習会に来ていた人たちは、ほとんどが起業塾で知り合ったメンバーということだった。私は学生の頃からその手のコミュニティがどうしても苦手でいつも逃げ回ってきた。今もやっぱりちょっと苦手だ。それは多分、そもそも抱いている野心のタイプが違いすぎるからなんだと思う。

夕方からは内見をまた二つ。一軒目はかなり良い条件の家だったのだが、どうしてもゆずれないポイントがあって脱落。二軒目は最初からアウトだった。あそこで暮らしたら虫とともに生きることになるだろう……。条件を詰め直してまたゆっくり探していくことにした。まだまだ先は長そう。

夜は、とある選挙のベテランK先生を囲む飲み会。投開票のときに使う機械にまつわる陰謀論(投票結果をコントロールするための仕掛けがされているとかそういうの)について話したら大笑いしていた。投開票事務というのはめちゃくちゃ大変な作業であり、各政党からも立会人が出されるので、変な小細工をする余地はないという。ただし近年ミスが増えているのは確かで、それは職員が3、4年ですぐに異動になってしまうからなんだそうだ。もっと電子化が進めば、マニュアル化もしやすくなるし、ケアレスミスも減るんじゃないかという気がするのだが。

飲んでいる最中に情報入り、期日前投票出口調査の結果、小池百合子でゼロ打が(8時の投開票同時に当選確実の報が出ること)出そうとのこと。まあそりゃあねえ、と皆で語り合う。

K先生は、別れ際に川崎の葛餅をお土産にくれた。餅がちょっと発酵していて、黒蜜ときなこをかけるととても美味しい。

帰ってから、Huluでアニメ「うしおととら」を見はじめてしまった。めちゃくちゃ面白い。よくできている。

 

<今日の小池>

朝 ぬき

昼 ローストビーフ丼 オニオンスープ

夜 夏みかん酒 刺身 コロッケ アボカドマグロ 蒸し鶏とキュウリの和え物 お茶漬け などなど

おやつ 葛餅

ヨガ やってない

メモ 肉を食べるときは野菜も一緒じゃないときつかった。