山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

ギョーカイ噂話

いい1日だった。とくに朝がうまくいった。起きてすぐにヨガをやり、洗濯をし、ニコ動でカーレンジャーの最新話を見ながら化粧をした。

午後は某社の編集者さんと神保町で半打ち合わせのお茶。久しぶりのミロンガ。メープルパウンドケーキとやらを食べた。話はかなり盛り上がり、業界話から過去好きだった本のことまであれやこれやと話す。しかし本当に最近の本を読まなくなってしまって久しい。もう少し読んだ方がいいかな、と思いつつ、今日も図書館でむかーしの本ばかり漁ってしまう私。

80〜90年代は「エッセイスト」繚乱期だった。林真理子だの中村うさぎだの群ようこだの酒井順子だの、パンチの効いた女性エッセイストが暴れまわっていた時代だ。今は読み物の数も書き手の数も多すぎて、「あの人とあの人が面白いね」ですむ時代ではない。贅沢な時代だが、贅沢すぎて逆に人の選択肢は少なくなったような気がする。その中で私の書いたものを読んでもらうために何をすればいいのか、じわじわと考え続けたい。「いいものを書く。それだけです」と言うしかないにしろ、本質的な計算というのは必ず必要なのだ。

ところで、編集者さんの話を聞いていてつとに思うのは、物書き同士の交友関係(誰と誰の仲がいいとか悪いとか)って本当に情報としてガバガバらしい、ということだ。実際のところがどうかはもちろんわからないが、なんとなーく大体の人が把握している領域、というのはやっぱりあるようだ。私はまあ、特に隠したいものはないのでどうでもいいのだが。あ、でも「誰それさんは小池さんのことが嫌いだ」という話はやっぱ聞きたくないな……。

とにかく思うのは、本作りというのは共同作業なので、己を守りつつ、目先の利益に飛びつきすぎず、お互いの資質と野望とポテンシャルを大事にしあいながら進めた方がいい、ということである。

打ち合わせの後はラーメンを食べ(食べきれず)、元気に三省堂を全フロア回ってから帰宅。夜はわりとダラダラした。今年後半の活動に向けて、せっせと企画書を作らないといけない。

 

<今日の小池飯>

朝 野菜酵母のパン ゆで卵

昼 ミロンガのパウンドケーキ

夜 ラーメン りんご

メモ 小麦の食べ過ぎである。