山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

広告業界の女王?

6時に一度起きて、提携先氏の見送り。家事をすませたらまた眠気がきて、バタンと寝てしまった。起きた時には11時近くになっていた。起きてすぐ、この間作った本『残念な政治家を選ばない技術』の著者、松田馨氏が出演している「バイキング」を見る。都知事選の報道が盛り上がって、こういうバラエティ番組でも選挙が取り上げられるようになったのはとてもいいことだ。

しかしまあ、松沢氏と勝谷さんがとにかくよく喋る。完全に内輪ネタだが、勝谷さんが「僕と松田さんの共通の知人である長野の参謀が……」と言ったのが面白かった。その共通の知人というのは、私もお世話になっている、Tさんという愉快なおじさんである。元電子音楽機器のエンジニアで、その知識を活かして選挙参謀になり、今は会社を経営するのと並行して、大学の講師もしている。Tさんの言葉はウィットに富んでいてとても好きだ。

午後は某オフィスで仕事。黙々と本を読み、原稿を作る。

夜は家で「営業部長 吉良奈津子」を見た。こういっちゃあなんだが、あの広告代理店の人たちはみんなお上品すぎると思う。奈津子も、とてもバリバリのクリエイティブディレクターだったように見えない。「女王」クラスのやり手はもっともっと押しが強く、わがままでぶっ飛んでいると個人的には思う。別に実際の同業者と似ている必要はないものの、なんというか、それほどものすごい危機とは思えない状況で、良識的な人たちが良識的に動いている、という印象を脱さない感じが惜しい。日本のドラマとしてはこの辺が限界なのかもしれないが、なんかこう、もっと面白くできるのでは? 「この女ほんとウザい、でも彼女が次になんて言うのか超気になる〜!!」って感じがほしいのだ。ただし松嶋菜々子は好きだからこれからも見るつもり。

ちなみに、うちの死んだ父は元博報堂の人間である。終戦年生まれで高卒入社だから1963年入社。今生きていたら、7、80年代の広告代理店界の話をつぶさに聞いてみたかった。