山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

ベッポじいさんとノートと手帳

立て直しの日々は続く。しかし今日はそれなりに仕事を頑張った。午前中と午後の3時間ずつを使って選挙方面の仕事。16時過ぎからは某政治家のインタビューをして、その日のうちに原稿も仕上げた。クリーニング屋に行き、帰ってからは久しぶりにエンデの『モモ』を読む。

ところで、私はメモ魔である。なんでも記しておかないと気がすまない。ちなみに、パソコンでの入力は自分の中での「メモ度」が低いのであまり満足感がない。やはり紙に書きたい欲求の方が強い。あまり感情の記録はとっていなくて、何を食べたとかどこに行ったとか誰と会ったとか、そういう事実の記録が中心である。さらに言えば、18歳の時から仕事のかけもちが当たり前だったので、スケジュールは確実に何かで管理する必要があった。

そんな私にとって、手帳やノートは必須のアイテムなのだが、生来のずぼらさ、物扱いの雑さが災いしてちっともうまく使いこなせていなかった。けっこういろんな手帳をためしてきたし、ノート術やらなんやらも渡り歩いてきたと思う。で、私にとっての最適化がようやく最近できてきた気がするのでここにメモっておく。

 

▼使っているものと用途

・手帳
スケジュールの管理と記録に使う。1ヶ月の予定を普通に書いておくのと、デイリーページに「何時何分に何をしたか」「何時に起きて何時に寝たか」「何を食べたか」「今日やらなければいけない仕事(買い物などの小さい用事も含めて)」「体調はどうだったか」を書いている。生理などの記録もここにつける。
私が今持っているのはほぼ日の大きいサイズで、かつては日記もここに全部書いていた。後述の理由により今は1日1ページは必要ないので、次はもっと薄いものにすると思う。体調やストレスコントロールのために、今後はもう少し「記録の分析」にも力を入れたい。

・グーグルカレンダー
スケジュールの管理と、鑑賞記録のために使っている。スケジュール管理に関しては、当然手帳と組み合わせる。大抵は、グーグルカレンダーに先に記入し、手帳にそれを清書するという流れだ。グーグルカレンダーは必ず毎日見るし、入れた予定の削除が簡単なので、不確定な予定は全てこちらに入れておく。もちろんリマインドもする。スマホで見ることはあまりない。
で、本を読んだり映画を見たりしたら、「終日予定」としてそのタイトルを入れておく。一ヶ月のうちにどのくらいインプットをしたかがわかりやすくていい。最初は読書メーターやなんかを使っていたのだが、いちいちアプリを立ち上げるのが面倒だし、他人へのPRの気持ちがわくのが煩わしいのでやめてしまった。感想は別途ノート類に書く。

コクヨの100ページA5ノート(B)
日記や考察は、全てここに時系列で書いていく。仕事のアイデア、取材の記録、愚痴、妄想、展望、タスクの整理などなどなんでも。いろんなノート術の本を読んできたが、結局はとくに工夫なく、黒ペンで上からぞろぞろ書くようになった。日付さえ入っていればなんとかなる。『情報は1冊のノートにまとめなさい 』という本を読んだ時は、「やっぱりこれでいいんだ」と思った。
100ページノートなんて分厚いものを使っているのは、普通の薄さのやつだとすぐ使い切ってしまうからである。佐藤優がやはりこの100ページノートを愛用しているらしい。佐藤氏ほどのインプット・アウトプットは無理だが、その程度の私にとっても、「いくら書いても大丈夫」と思える分厚さは必要なのだ。でかい手帳とこのノートだけでもけっこうな重量になるので、細腕の女性にはおすすめできないけど。
ペンはパイロットのVコーンというペンを愛用している。元マッキンゼーの赤羽雄二氏も『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』ですすめていたペンだ。今後は3色ボールペンの活用も模索していく予定。

・A4のコピー用紙
書籍の企画・構成にはノートでなくコピー用紙を使う。あとで順番を入れ替えたり、床にぶちまけて全体を眺めながら考え事にふけったりするからである。何も考えずにメモしまくり、案件ごとに違うクリアファイルに分けて入れいている。ちなみに、『ゼロ秒思考』で推奨されている1分メモ法はA4コピー用紙を使う。シンプルながら脳の整理にとても有効な方法だと思うのでおすすめである。

evernote
パソコン作業中のメモ用紙として使うのはevernoteである。ウェブページの保存にも使う。今はいろんなものを雑多に放り込んでおり、あまり整理整頓できていない。これをもっと仕事で有効活用していくのが今後の課題だ。

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『モモ』を読んで色々と反省した。ベッポの言葉が、「仕事」というものの全てを言い表している。明日から、もう一段階ギアを入れて、夏の仕事に備える予定。ノートや手帳を使う中でも、これを一番意識しなければ。焦らず、不安にとらわれず、足元を見て進むこと。

「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん。わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな」
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ」
「ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれてない」
「これがだいじなんだ」

 

<今日の小池>

朝 バナナ

昼 カレー 黒ごまプリン

夜 ご飯 鮭 納豆

ヨガ できず

メモ ビタミン剤を飲み始めた。しばらく様子見。