山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

未遂

8時起床。軽くヨガをしてから、校了に向けての作業をあれこれと。

午後はエクシオールカフェにこもって今後のことをいろいろ思案。本格的に”転職”を始めるつもりだ。受注ライティングの案件は極限まで絞って、来年中には小説を出せるよう動こうと思う。

一度だけ、19歳のときに小説の仕事をしたことがある。漫画の原作という形で書いて、連載が終わったら小説版の刊行も、という案件だった。本文は用意してあり編集者のOKも出ていたが、漫画家が「描けない」と言いだして離脱してしまったため、作品が世に出ることはなかった。「悔しいけど、自分の小説が商業目線でもまあまあいけることがわかったからまあいいか」と諦め、そこから気付けば10年が経過している。もう休憩は十分だろう。

ちなみに、そのとき書いたのはスチームパンクSFで、殺人の濡れ衣をきせられたこそ泥の女と、警察官(的なポジション)の青年がドタバタする話だった。昔から機関車が好きだったので、とにかく移動は蒸気機関車だと決めていた。ドイツをモデルにした架空の国で、ゲットーみたいなものの設定も作っていた……が、もはや原稿は残っていない。組んだ漫画家は韓国の作家だった。まだpixivも何もなかった2006年、そういうコラボを考えた発注元は、当時としては先見の明があったのではないかと思う。

不発に終わった作品ではあったけど、「自分の文章が、他のプロの手によって絵になって返ってくる」という体験は楽しかったし、懲りずにまたやりたいと思っている。

夜は打ち合わせを一件。翻刻本をもとにした書籍制作のプロジェクトが動きそうな気配。そっち方面に詳しい知人を二人借り出して、本を囲んでいろんな話を聞いた。難しそうだけどなんとか進めたい。

打ち合わせのあとは寿司を食べた。寿司が食べたい、と思うことは普段あまりないのだが、たまに食べるとやっぱりすごい食べ物だと思う。店主が話好きの人で、良い酢飯とは何か、人間の舌や指が食べ物に与える影響はどんなものかという講釈を長々とされた。

 

<今日の小池>

朝 玄米ブランはちみつレーズン

昼 エクシオールの紅茶、ベーコンチーズ

夜 寿司

ヨガ 5分

メモ ウニが好きになれない。