山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

ADデイズ

 子供向け教養系番組って難しいなあ、と思う日々。
 
 「つかみ」が一番重要で、何か派手な映像(それも動きのあるもの)なり、スタジオで実際に動かせるなんらかの物品がないといけない。チャンネルを変えられないように、また偶然チャンネルを入れた時に目が止まるように。

 先輩ADに「ネタ出しの時点でプロデューサーに一番言われるのは『絵が浮かばない』っていう駄目出しなんだよね。逆に絵になれば、内容詰めてなくてもとりあえず通ることもある」と言われて悩み中。でも勿論内容は硬派なので、しっかりとした原理のある最先端技術を紹介できなきゃいけないのだ。
 自分のことを思い返すと、小さい頃から地味でニッチな話題の番組が好きだったから、あんまり一般的ではないかもしれない。ロボットなんて、ドラえもん以外に興味なかったし。

 というわけで、今日は日本科学未来館に行って、良いネタがないかどうか全館くまなく歩き回ってきた。収穫はあったにはあったんだけど、結局、科学館も「最先端」をすぐ取り入れられる場所ではないので、書籍や雑誌で知っていることが多くなってしまう。

 今思ったんだけど、子どもが何に食いついてるかをもっと見てくればよかったなー。ロボット勢はやっぱり、すごい人気だったけども。パロはちょい怖かった……毛の生えたシーマンみたいで。斜めの視界に入るとこっちをガン見するのが恐い。
 当番組において、ロボットは何度かやってしまっているので、続けて取り上げるのは難しいらしい。

 リサーチにかこつけてプラネタリウムも見てこようとしたが、会場に入った途端に仕事の電話がかかってきて、見られなかった。残念。帰りには噂のフジテレビを見てきた(科学館の近くだったから)。流石でかいね。権威と同じくらいの大きさ。

 つくばのサイエンス・スクエアにも行きたいけど、流石に自腹で毎日2千円も3千円もは使いづらい。今日も2千円くらいは使った。

 東京で、最先端の理系技術を知られる・教えてもらえる場所って科学館以外にあるのかしら。

 次は、理系学部の研究室に教えて下さいメールを出してみようかと思案中。この間ロケで行った東大院の某教授はものすごく気さくで話好きで、スタッフが逆にたじろぐくらいだったが。あんな感じの人に教えてほしいもんだ。

 
 明日は都内某所にロケハンに行ってくる。
 夜はスプリクト作成だ。私の本領を発揮する。