山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

金がなくても死にゃしない

寝坊して8時前起床。ものすごくいい天気だが、ニンニンジャー最終回見られず大変ショック。仮面ライダーゴーストは見た。でも話の意味があまりよくわからない。御成はいいキャラである。今日はマトリックスをしていた。ゴーストが終わってからすぐに原稿開始。

9時、久しぶりにコーヒーを入れて、ロールパンで朝飯。新刊の良いタイトルを思いつき、嬉しくてその辺を跳ね回る。昼過ぎ、北朝鮮のミサイル発射ニュースを見ながら、ヨーグルトとパンの昼飯。

あまりにいい天気なので、14時から1時間ほど川原を散歩。風が冷たかった。歩きながらラジオのクラシック番組で聞いた、メンデルスゾーンの曲がとても素晴らしくて気に入る。「真夏の夜の夢」の2幕、「妖精の歌(ぼつぼつ模様の舌が二つのお蛇さん)」という妙ちきりんなタイトルの曲。知らなかった。かなりマイナーで、演奏される機会も少ないしCDにもあまり収録されていないらしい。そしてやっぱり「序曲」は最高にいいなあ、と改めて。何回聞いてもゾクゾクする。

川原を歩いたあと、ココイチで『宇宙兄弟』読みながらカレー。日々人が、ブライアンのおかげで助かるあたりなど。帰宅後またせっせと原稿。ようやく楽しくなってきた。でも楽しくなりすぎて、自分を出してしまうと違う文章になってしまうからここら辺がバランスの取り方の難しいところだ。

夜、金について考える。今年は7月以降まで印税が入らないので、それまでの半年間を生き延びるのが私の課題。生き延びるだけでなく、借金もどんどん返さなければいけないからなかなか大変だ。でもなんというか、最近は金とだいぶ仲良くなってきた気がしていて、昔ほど「怖く」はない。

私が実家に金を入れるようになったのは高校二年生からで、それからずっと金は私の負の感情の中心だった。借金を抱え込んでからは盛大に神経も病んだ。けどまあ、今はそういうのも通り越して、「イヤだけどどうにかするしかないもんなあ」的な感覚。今だってもちろん、世間一般的な働いている29歳女子よりは貧乏だ。同じ服ばっかり着てるし、板橋商店街のスーパーの二階で買ったズタボロリュックで平気でうろうろしてるし、明日も税務署に年金の支払い猶予申請しに行く予定だし、まだまだ世間様に顔向けできるキレイな身の上ではない。

でも面白いことに、年収400万だった時代よりも、今のほうが金に対するメンタルはずっと安定している。3ヶ月暮らせるだけの貯金は常に残しておく、というのが私の貯金ルールだが、それすらもまあ、なくてもなんとかなるかなと思ったりすることがある。私に才能があればお金は増えるし、なくてもまあ、死ぬことはなさそう。どうしようもなくなったら、人手の足りないブラックな編プロあたりにいこう。

原稿やり続け、3時に失神するように寝る。