山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

英会話学校

 朝、パン屋でチーズパンを買って食べて非常に後悔する。
 最近あらゆる意味で食べ過ぎていて体の調子が悪い。人に付き合って食べている量が多すぎるし、苛々のせいで乳製品も摂りすぎている。もともと一日二食が一番合っている体質なので、三食+間食となるともう過食だ。もっと確固たる意志をもってコントロールしなければ危ない。チーズパンを食べた途端、顔がかゆくなってこれはもう駄目だと感じた。明日からは厳しくいくことにする。
 入ろうか悩んでいた、会社の上司に紹介された英会話学校に正式に入ることを決めた。メンタルブロックの解除法と、正確な発音を徹底的に教えてくれる学校である。先生の話も聞いてみたがとても良かった。
「日本人は白人コンプレックスが強いから、うまく英語が話せないというだけで恐縮して小さくなってしまう。本当は言語にそんな優劣は存在しない。ただ、英語を話せるようになると『自由』になる。世界の多くの場所で人とコミュニケーションが取れるようになるのはとても素敵な体験だ」
 というようなことを言われて、今までの漠然とした「話せるようになりたいなあ」が「話そう」に変わった。
 英語はずっと苦手だった。会社で外国人からの電話の応対はたまにしていたが、まともな英語力は皆無だ。何しろ最初に受けたセンター試験の英語の点数は80点(※200点満点で)。二度目の試験でも140点代である。大学でTOEICを受けさせられた時は半分以上寝ていた。「読む」のはそこまで抵抗がないのだが(英語の小説も多少家にある)、「聞く」のが最高に苦手である。リエゾンが意味不明。
 だが、そんな私でも希望はあるらしい。先生は「知らない人と喋ることに抵抗がなければ、英語は話せる!」と豪語する。日本語で出来ることは英語でも出来ると言う。私は知らない人と話すことは平気の平左である。それが英語でも出来るようになったらすごく嬉しいと思う。
 真面目にやれば、夏いっぱいで、英語で人とちゃんと会話できるところまで行き着くはずである。大学の学費以来の自己投資としての大金出費だけど、もっと大きな財産にしよう。