批評家の星座
土曜日だが、原稿がまったく終わっていないのでオフィスにこもり、ひたすら漫画を描く。ほぼ日のイベントに出る予定の社長も数時間滞在。
社長と、執筆ソフトについて話をした。どのソフトを使うかは、物書きにとって大変重要な問題である。私はいろいろ試した挙句、結局Wordに戻ったくちだがWordが一番書きやすいとはまったく思っていない。重いし、マクロを組まないと細かい便利カスタマイズできないし。社長によると、EGWordの開発者が新作を製作中らしいので期待してしまう。
イベント出演のために去っていった社長の背中を見送り、夜まで粛々と漫画描き。描きながら、夕飯に何を食べようかずっと思い悩んだ。結局大戸屋でサンマを食べた。今年初サンマである。あまり醤油をとりすぎないようにしようと思いつつ、ついつい大根おろしにドバドバかけてしまう。口内炎が痛い。食べながらまた鏡リュウジ先生の本を読んだ。『アニマの香り』という本で鏡先生は宮台真司と対談している。宮台真司が魚座だということを初めて知った。どうでもいい情報ではあるが、確かに魚座感がある。恋愛命っぽいところなど特に。小林よしのりの乙女座っぽさ、東浩紀の牡牛座っぽさを再確認するとともに、言論界への納得がまた深まった(?)。
今調べて見たら、荻上チキと津田大介と宇野常寛は蠍座、古市憲寿は山羊座、内田樹は天秤座、佐々木俊尚と千葉雅也は射手座だった。なんというかまあ、順当である。東氏と宇野氏の痴話喧嘩には納得。
漫画を描くとかなり体力を消耗するので、腹もかなりすく。サンマ定食だけではまったく足りず、帰りにスーパーでレーズンパンまで買ってがぶがぶ食べた。が、後悔はしない。
夜、諸事情あって知人霊能者を紹介した友人から、
「みきさんが私に先生を紹介してくれたのは、私の守護霊がみきさんのことを高く評価しているかららしいよ」
と連絡がきて笑う。他人の守護霊からも信頼のあつい小池として、背筋を伸ばして生きていきたい。そんなオカルトめいた1日。