山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

いいご身分

 昨日はいろいろあってひどい1日だった。ストレスから夜中まで動画を見てしまい、今日の目覚めは当然ながらいまいち。ただ習慣とはたいしたもので、近頃はどれだけ夜ふかししても、日曜以外は寝坊ができない。
 今日も粛々と仕事。やることが日々倍々ゲーム的に増えており、日中の記憶がほとんどない。一日中Slackを見て、次から次へとオンラインMTGをし、次から次へとスプレッドシートやグーグルドキュメントを開いている。ときどき自分が馬鹿な機械になったような気がしてくる。もっと落ち着いて効率良く働けるようになりたい。
 その効率のために、昨日今日で光回線の工事を終えた。今まではポケットWi-Fiでしのいでいたので大幅な環境改善だ。これでようやく、一日中ハングアウトやZOOMのMTGがあっても不安を感じずにいられる。
 回線工事の傍らチームメンバーと話したりキーボードを叩いたりしていたところ、作業員の腰の低い男性に「やっぱりその、テレワークというやつなんですか」と聞かれる。そうだと答えたら「そういうふうにできるっていいですねえ」と微笑まれ、別に嫌味とは感じなかったが、それ以上何も言えなかった。彼の言うとおり、私は「いい」状態にいる。良い身分なのだ。ただそう思う。
 会社の仕事ばかりしていて、確定申告の作業、マンガの作業、英語の勉強のいずれも進まず。会社の後輩に「国際情勢やその報道について学ぶための入り口になるような本を教えてほしい」と言われており、見繕いたいのだがそれも探索が思うように進んでいない。
 運動はできているのだから時間がないわけではない。やる時間の捻出をする気力がないのだ。その日の会社仕事を終えるともうぐったりして、その後何もする気が起きない。料理も勉強も原稿も全て放り出してぼんやりしてしまう。どうにか明日は切り替えたい。