山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

常盤台ブルースとな

夕方、板橋区は大山商店街にある板橋区文化会館へ。知人の招待で、謎のチャリティ歌謡曲コンサートを鑑賞してきた。

私は2012〜2014年の間、板橋区役所のすぐ近くに住んでいたので、この辺りは庭のようなものである。特に2014年は、漫画を描いてばかりの実質プータローだったので、原稿をしている時間と、寝ている時間以外はほとんど大山商店街か十条商店街にいた。日がな大山商店街のミスドで本を読み、無化調ラーメン屋のモリスでラーメンをすすり、辛い時は真夜中のハッピーロードをおいおい泣きながら徘徊していたのだ。久々に足を踏み入れ、なんら変わらない雰囲気に胸がじわっとした。

で、チャリティコンサートなのだが、色々すごかった。まず、初っ端がラテンの名曲を歌うおじさまグループ。渋すぎる。と思ったら今度は地元の居酒屋の店主が出てきて(ちなみに鬼越トマホークというお笑い芸人の父親らしい)、「常盤台ブルース」などというあまりにもローカルすぎる演歌を歌ったりする。常盤台のすぐそばに住んでいたこともあるので笑えた(バカにしてるわけではないぞ)。

観客は、地元のお年寄りが9割くらい。案の定誰も彼もが顔見知りらしく、歌の最中も挨拶やら雑談やらでなかなかうるさい。でも、大衆演劇などと同じで、こういうガヤガヤした雰囲気こそがいいのだろう。なんというか、全体的に、「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」を思い出すつくりだった。同行の知人にそれを言ったら深くうなずいていた。

チャリティコンサートなので、終盤にお金集めの時間があった。みんなかなり気前よく、ポジティブな表情でお金を出すので、やっぱりこういう場には意味があるよなとしみじみ。

コンサート後は、知人にくっついて、人に挨拶して回る。なぜかここで、「日本で最初のウグイス嬢のひとり」というかなりレアな女性を紹介される。言われてみれば、ウグイス嬢というのは比較的最近(といっても戦後というレベルだけど)できた職業なのだった。色々話を聞いてみたかった。

夜は知人勢と中華料理屋で食事。中華料理の良さというものがいまだにあまりわからない私。ごま団子がうまかった。

 

<今日の小池>

朝 納豆チーズトースト

昼 モスバーガーのナゲット

夜 中華料理

おやつ 大山商店街のメロンパン

メモ エビチリを人生で初めて食べたが、あまり美味しくない。