山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

小さい沼

今日はものすごく寒い上に体調最悪、そしてろくに仕事ができていないという、仕事的にはだめな日であった。9時に起きて午前中の打ち合わせをなんとか終えたところでダウン。家に戻ってしばらくふて寝する。朝飯はローソンで買った「バター香るメロンパン」、しかし「バター? うん? いつものローソンの匂いだな」という程度の感想。

パッケージを見ながら「香る」と「匂う」の使い分けについて考える。「良いのは『香り』でくさいのは『匂い』」というすっぱり分かれた価値観にどうも適応できていない私。「香り」には「植物or香水」というイメージがあって、「ご飯の香り」とか「肉汁の香り」とか咄嗟には出てこないのだ。でも「バターの香り」には特に違和感はない。どういう判断基準になっているんだろう。子供の髪の毛は良いにおいであって香りではないし、お茶は香るけど牛乳は香らないし、カラメルは香るけどアンコは香らないし、ラーメンは香らないけど豚骨スープは香る気がする……。

夕方からはずっと某事務所。正味一時間半ほどインタビューもする。どうしてこんなにアウトプットの時間が足りないのか。というか私はいまだに全然目測と実働内容が合っていないので問題だ。夜は貧血すぎて全然集中できずであった。あまり働いたわけではないが夜更かしをし、2時半くらいに眠る。

日記を読んでくださっているお姉さまから「小池さんの日記を見てると、この人は自分の心の中にスキューバダイビングをして、『こんなの見つけた〜』って何か拾ってきてるんだな〜って思う」と言われる。

小池「それはあるかもしれないですねえ。やっぱり自分の中が一番よくわからないし一番怖いし。どれだけほじくってもよくわからないものがあるから延々書いてられるんだなとも思いますし。構造自体は簡単なんですけどね、私の中身。ほったて小屋くらい」
お姉さま「何言ってるの。沼でしょ」

私は自分のことを小さい池だし水たまりと思っていたけど、池じゃなくて沼だったのかもしれない。どうりで暗いし人が近寄ってこないわけだ。