山羊の沈黙

たくさん読んでたくさん書く生活を模索しています。

ゆっくり

 正月だ。ようやく大殺界を抜けた。でもまだ殺界月だから油断はできない。ようやくの、待ちに待った休みなので盛大に昼まで寝る。起きて雑煮を食い、ひたすらだらだらツイッターしたり、書き初めをしたり、ニコニコ動画を見たり。「解体シム」の最終回がすごいというコメントがあったので、餅を食いながら見てみた。私はそこまですごいとは思わなかったが、バグ限界まで世界の広さを確かめてみたくなる感覚は、私も「ドラえもんのび太の妖精の国」で何度も味わっている(タケコプターで町の外に出ると一マス分しか動けない)。おもしろい試みだとは思った。ソフトトーク(?)が自己言及をする場面、あれをもっと自己言及的にすることはできないものだろうか。何にせよ、繰り返される開花の映像や、エンディングテーマへ入る部分の演出はとても感動的だったが。ゆっくり動画にもついにこういう、メタフィクショナルな作品が現れたということは、このジャンルの衰退も間近ということかもしれない。
 夕飯は鮭、卵、納豆、味噌汁。正月番組はどれもつまらないが「みんなのうた」の特集だけは少し見た。「小さい秋見つけた」はすばらしい。「うつろな目の色とかしたミルク」というところは初めて意識した。やっぱり悲しい歌だ。だから好きなのだ。夕飯を食べた後、無性にゲームがやりたくなってナルル王国を買いにビデオ屋へ行く。売っていなかったので、古いゲームでもいいやと思ってブックオフに行ったらセール中だった。美術出版社から出ている資料本が安かったので日本・西洋のそれぞれ美術史・建築史のものを買う。森薫の漫画も立ち読み。結局ゲームは買わなかった。
 今年は本気で公募を頑張りたい。