考える引き出し

小池みきがなんでも書くところ・タンゴ練習記録多め

名誉の負傷(ミロンガ12回目)

 今日は五反田のE&Aミロンガへ2回目の突撃。ユージン先生・アリサ先生が踊るというのでいそいそと。実はまだ生で二人のちゃんとしたパフォーマンスを見たことがなかったのである。
 前回行ったときはすごく男性が多かった気がしたけど、今回は女性が多め。7人ほど誘ってくれて楽しく過ごせた。しかし、2時間のレッスンを受けた後のミロンガはさすがにちょっとハードだったかも。踊っていてだいぶヘロヘロしたので悔しい。

 今回デモを踊ったのは、ユージン先生たちのペアと、昨日会ったばかりのマーシー&マギ先生、そしてタンゲーラのミロンガで踊ってくださったセバスチャンさん。セバスチャンさんはよくタンゴのイベントの司会などしている方。ダンサーとして活動しているわけではないものの、ごくまれに人前で踊る機会を作るんだとか。
 トップバッターはそのセバスチャンさんたち。お相手は直前までシークレットで、現れたのはJoeTangoのMaikoさん。虎のマスクをかぶっての登場だったので皆湧く。
 私は、MaikoさんのダンスはJoeさんとの組み合わせか、あるいは発表会での生徒さんとのパフォーマンスしか見たことがなかったので、セバスチャンさんとのダンスは新鮮だった。セバスチャンさんの踊り方はあたたかくて見ていてほっこりする(踊ってもらうときもほっこりする)。Maikoさんもニコニコしていて可愛かった。ダンスって、相手が変わると雰囲気もまったく変わるよなあ、と改めて思う。
 マーシー先生たちはピアソラ。前に豊洲で見たのと同じパフォーマンス。前より近くで見られたので嬉しい。マギ先生のしなやかさが羨ましい……。
 最後がユージン先生たち。曲はロマンティカ・ミロンゲーラのBesos brujos。発売後、すぐ購入したお気に入りの曲だったのでとても気分が上がった。このノリノリな曲を、この二人で見られるなんてすごく嬉しい。
 二人の踊り方は粋。無理をしていなくて、だから表情にも動きにも余裕があって、音楽やその場の空気を楽しんでいるという感じがするのだ。可動域のいっぱい残された遊び心のあるあの雰囲気、いいなーと思う。
 アリサ先生は、真っ赤なドレスがとても似合っていた。踊りながら時々髪をかきあげる(演出として)のもイカす。ユージン先生はやはりあのフォルムが問答無用でカッコいい。強そう。

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 そのユージン先生が踊ってくれたのも、今回のミロンガの良き思い出。ワルツのタンダで2曲……。アクセルさんのときといい、なぜ憧れのダンサーさんと踊るときにワルツに当たるんだろうか。
 まあでも、前に踊ってもらったときよりは断然マシな踊り方ができたと思う。ドキドキヒヤヒヤして足がもつれたりもしたけど、今回もおんぶにだっこで踊らせてもらった。ユージン先生からは「うん、ちゃんと(練習)やってるね! その調子で頑張って!」とのコメント。次に「あ〜、サボったねこれは」と言われないように練習を続けよう……。

 帰ったら、右足に新しい引っかき傷が大量にできていた。アクセルさんによればこれは「名誉の負傷」なんだそうだ。右足よ、もう少し耐えておくれ。

Renovacion Criolla(ミロンガ11回目)

 今日はマーシー先生のバースデーミロンガへ。アルゼンチンから呼んだタンゴバンド、「Renovacion Criolla」による生演奏タイムもあるとか。生演奏ミロンガはとても好き。曲はこんな感じ。

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 こういうのを粋に踊るのって難しいよね……と思いつつ下北沢へGO。会場は、北沢タウンホールの12F。下北はちょこちょこ来てたけど、こんな場所があったとは知らなんだ。
 人数は、大混雑というほどでもなく寂しい感じでもなく、わりと良い具合の混み方だったように思う。到着してすぐマギ先生と遭遇、「え〜っ、忙しそうなのにありがとう〜!」と笑顔で迎えていただく。その後マーシー先生も見つけて近寄って行ったら「え〜っ、忙しそうなのに〜っ!」とまったく同じセリフを言われる私。そして、ユージン先生の真似をして「小池センセイ」と言いたがるマーシー先生に「次から罰金とります」とわめく。
 踊りの誘いはそこそこあり、体が冷えない程度にはずっと踊ることができた。ちょっと準備運動が足りなくて体が硬かったかな。誰と踊るときもそんなにビクビクしないでいられたし、勇気を持って誘いを断ることもできたので、少しずつミロンガにも慣れてきた気がする。
 オーチョを理想の形に近づけたいなあと思って、違う人と踊る度になるべく意識した。明日レッスンがあるのでこの感覚のまま持ち込みたい。

 後半にはマーシー先生たちによるパフォーマンスも。マギ先生の服が可愛かった。持ち上げられていく度に、ホットパンツがさらに短くなるんじゃないかとヒヤヒヤしたけども。
 「Renovacion Criolla」の演奏は、あたたかい感じでとてもよかった。踊るのはやっぱりちょっと難しめだったかもしれない。踊ってくれたマーシー先生も「これ難しいな」と笑っていた。ギターの音ってタンゴだとリズムとりづらいのかな。プグリエーセとかコロールタンゴが踊りやすい理由もなんとなくわかる。でもみんな、それぞれ工夫して楽しく踊っていたんじゃないかと思う。
 お酒も少しだけ摂取。仕事もあるので、ラストタンダまでは粘らずその直前に退出した。夕飯は凪のラーメン。ミロンガあとのラーメンは美味い。

おめでとうございます(レッスン52回目)

 今日も1コマ。名古屋からやってきた妹を同伴する。彼女にはかねてから、うちの先生たちの動画を送りつけまくっていたのだ。

 練習前、通りがかった男先生に、隅で靴を履いている妹を指差して「今日は妹を連れてきたんです」と紹介する私。ヘエエ〜そうなんだあ〜〜、と言いながらニコニコ妹に近寄っていく男先生が、なんというか、猫の子を覗き込みにいく人のような雰囲気でかわいらしかった。

 前半は、いきなりまず一曲踊ったあとにオーチョクルセシードの練習。うーん、最初がフリーダンスだと緊張してけっこう慌てる。
 サカーダを入れにいくやつでまたも失敗。鳴く(泣く、ではなく)。先生に「惜しい〜。でも前よりはよくなってる笑」と笑われた。
 オーチョクルセシードの練習はものすごく久しぶり。というか、ここまでで一回くらいしかやったことがないような。先生には、いつも間違える「戻し」の練習をさせられる。終わったあとにも回転しすぎなんだそうだ。ちゃんと丹田を意識して、コンパクトに動かないと。
 そのあとはフリーダンスを2巡。1回目、やっぱりサカーダのを間違える。構えを逆にして、男先生のオーチョを確認させてもらう。早く足をたたみすぎ、つまり胸から回れていない、ということなのだが、本当に先生のオーチョは足がじっとりと遅い。ぎりぎりまで後に残した上で、前進するときも中間バランスからのタメがある。これが……これができていないのだ……!!! 
 2回目のダンスでは、最終的になんとか成功。先生に「おめでとうございます」と言われる。でも、くるとわかっていてやったやつだからなあ。要練習だ。

 トリビア
 今日は男先生が太めのストライプのシャツを着ていたのだが、こういう服はミロンガでは避けた方が良いのだ、という話をされる。背の低い女性がそういう柄シャツの男性と組んだ場合、コントラストの強いパターン柄が視界を覆うため、目が回ってしまうことがあるようなのだ。たしかに連続ヒーロとかやったら厳しいかも。私にはあまり関係がなさそうではあるが……。

女先生「千鳥格子とかも、ちょっと避けた方がいいかもね」
男先生「前に私が、『怒』っていう文字がびっしり並んだ柄のシャツを着てたときも、彼女は目を回してしまっていました」

 「怒」……(と、みんな思ったであろう)。
 先生の意外な趣味を知るの巻。

右肩固し(レッスン51回目)

 受付で精算をしながら、どうやらこの7ヶ月で30万円くらいタンゴにぶっこんできたらしいことを悟る。浪費図鑑的には完全に「タンゴで浪費する女」だけど、もちろん自分的に「無駄遣い」をしているとは思っていない。有益なる人生の投資である。

 で、今日は1コマのみ。
 久しぶりに初級ステップのおさらい。あと半分の時間はフリーダンスだった。4回くらい踊れたか。昨日デモがあったためか、先生はちょっとお疲れ気味らしかった。
 全体的な出来としては、うーん、60点。足はまあまあさばけたものの、昨日夜遅くまで原稿をしていたこともあり、今日はやたらと肩が硬かった。男先生との1回目のダンスの後で、女先生に「みきさん、また肩が張ってる。まあるくアブラッソして」と注意される。男先生にも「ボレオのときに、右手に力を入れないようにできるといいね」と言われた。
 2、3回目のときは、「足をクロスで戻すやつ」(私にしかわからない書き方!)に初回で必ず失敗するという失態を犯す。間違えたあとは、先生と私両方が同時に苦笑し、アブラッソの中が「ニガワラ」色に染まるのでなんとなくおかしい。先生が私の背に回している手をそーっと伸ばし、私の右肩を中指で押し下げるようにするときも独特のあじわいがある(その後も二人で同時に「ニガワラ」になる)。
 サカーダを入れていくやつも相変わらず間違える。これの練習をもっとしたい〜。
 しかし、先生と踊ること自体は本当にかなり慣れてきたと思う。もう顔がくっついてもビビってエビ反りすることはないし、ボルカーダのときも慌てずにいられるようになってきた。この辺はまあ、進歩。
 女先生からの総評。「みきさんは、体の左側はわりといい感じだと思う。右手を意識するといいんじゃないかな〜。あと、クルセシードのあとなんかに真横に行かないようにね」。右手。次のレッスンでは右手を御す。ストレッチポールにもちゃんと毎日乗らなきゃ。

 今日はレッスン前、久しぶりにお会いした先輩のEさんとお喋りしていた。

E「アイスバーンって怖いよね〜。タンゴやってると、足怪我したくないし」
小池「わかります。私は商売柄手は絶対怪我したくなくて、いつも転ぶときは足を犠牲にしてきたんです。でもタンゴをはじめてしまったので、もう足も怪我できないんですよね。こうなったらもう顔からいくしかないなと」
(それまで黙ってその辺にいた)男先生「駄目、駄目だよそんなことしちゃ。ちゃんと丸まって受け身をとりなさい」

 格闘技経験者の先生、すぐにそれが出てくるのはさすがである。

ボロボロ(レッスン50回目)

 書くのを忘れていた。
 前半は4人、後半も3人。

 この日は病み上がりでのレッスン。前日・前々日とも原稿でキュウキュウで、連日朝まで脂汗を流しながら原稿を書いていたので、水分と脂と気力不足でなんとなくしなびていた。
 胃腸をやらかしたあとだから内臓に負担をかけない方がいいだろうと、おやつを食べないでレッスンに望んだのもよくなかった。血糖値が低いせいかふらふらして、まっすぐボールの上に立っていられないのである。
 当然、今日のレッスンの内容はボロボロ! 人数が少なかったため、何度もフリーで踊らせてもらったのだが毎度あっちへ倒れこっちへ倒れ、バランスが悪すぎた。悲しい。踊っている先生的には、そこまでいつもと違うという印象でもなかったようなんだけど……。パソは相変わらず、サカーダを入れにいくやつができない。中間バランスをとっていないのがすべての原因なのだ。キイーッ。

 先生たちに、「このあいだのミロンガのあと、○○先生と××先生が胃腸炎で倒れちゃったらしいですねえ。先輩のNさんも同じように胃腸炎になっちゃったみたいだし、私も土日体調悪かったんですよ」と言ったところ、二人の顔がただちに殺気立ったのが印象的だった。女先生が男先生に視線を走らせ、低い声で言うことには「今日は生姜湯だね」。もうすぐ発表会だから、二人とも絶対に病気などできないのである。

 ところで、最近家ではずっとオーチョの練習をしている。ただオーチョの形をするんじゃなくて、一歩一歩、ちゃんと腹に上半身が乗るようにと心がけながら。ヒールではなく、靴下で確実に。
 ヒール自体にはもう慣れているので、あとは根本的に体のバランスや筋力を鍛えなければなと思う今日この頃。

 あと、レッスンの前にはちゃんと食べる、を徹底しよう。