考える引き出し

小池みきがなんでも書くところ・タンゴ練習記録多め

ダウントン・アビーにハマりすぎて時空を超えた

 タンゴ日記以外ろくに書いていなかったのは、この一週間ほど、イギリスのドラマ「ダウントン・アビー」にハマり狂っていたからである。

見てみたらやっぱり最高すぎて、気を強く持たないと全話一気見をしてしまいそうで恐ろしい。一日1話か2話、寝る前に見るだけに留めたい……。今シーズン1を見終わったところ。

  12日の日記にはこう書いているわけだが、「一日1話か2話」は案の定無理だった。無理だった結果どうなったかというと、実はもう全話見終わった。全60話近くある「ダウントン・アビー」を、十日そこらで完走してしまったのである。
 仕事もしていたのにいったいどうやったんだ? と自分でも不思議だが、「睡眠時間を削る」「起きた瞬間から寝る瞬間までの、仕事時間を抜いた隙間時間のすべてをここに投入する」ということができればどうやら可能らしい。この勢いで英語の勉強なんかができればな……。
 この「一気見しないと気がすまない病」は子供のころからで、治る気配というものがないから困る。見ると決めたら、他のすべてを犠牲にしても突っ走ってしまうのだ。これのせいで7歳のときから徹夜の常習犯だし(おままごとや読書で徹夜!)、中学高校は新作のゲームが出る度に学校を休んだものである。で、これが仕事で発揮されるといとも簡単に体を壊す。いや、本当は趣味の方でも体を壊す可能性はおおいにあるし、実際壊しているんだろうからやっぱり良いとは言えない体質である……。

 まあそんなことはともかく、「ダウントン・アビー」、本当に面白かった。戦争、格差、労働、マイノリティ問題、愛に恋、嫉妬、生と死、老い、憎しみと和解。人間ドラマをつくるあらゆる要素が、ひとつの家のクロニクルを通じて描かれる。全体的には気軽に、穏やかに見られるトーンなものの、笑えるところも泣けるところもたくさんあった。家族ものの小説が好きな人には心からおすすめ。私の好きな作品で言うと『若草物語』『嵐が丘』『カラマーゾフの兄弟』『高慢と偏見』『分別と多感』『楡家の人々』『抱擁、あるいはライスには塩を』あたりだろうか。
 細々語ると長くなるから内容については今回は触れないけど、これは結局は、シンプルな人間賛歌の物語だ(クリスマスの宴で終わる物語は人間賛歌のドラマに決まっている)。そして人間賛歌に大切なのは「赦すこと」なんだと改めて思った。
 このドラマでは登場人物の誰もが、それぞれどこかのタイミングで「許す/許される」試練をくぐることになる。ここを踏み越えられた人間が得られるものの尊さ、許しが行われたコミュニティの絆の深まりよ。これがない人生そして社会はどれだけ絶望的なものだろうかと、昨今のいろんな出来事をふまえながら考えてしまったのでした。 

 昨日は夜から明け方にかけてずっととある原稿の修正作業。それを経た今日はようやく、多少ゆっくりの一日だった。午後にカフェで書き物をし、夕方は銀座の方で買い物。無印良品ユニクロを久しぶりにじっくり見て、そのあと服屋を回ったがものは買えず。そろそろ秋服をちゃんと揃えないと。
 なお先日から、普段使いのバッグを、コーチのハンドバッグから無印良品のトートバッグに変えた。最近話題のマチを広げられるやつではなく、PC入れのついた普通のトート。なかなか使いやすい。これなら、汚すことや傷めることを気にせず使い倒せそう。

 さて、明日からまた忙しいぞ。

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