考える引き出し

小池みきがなんでも書くところ・タンゴ練習記録多め

そうしたいと思っているのか(レッスン35回目)

 前半2人、後半2人。三連休のなか日だけあって人が少ない。でもその分じっくり練習できた。

 前半は、新しく習い始めたM青年の強化レッスンだった。前後ろのオーチョ、ヒーロ、パラーダを復習。M青年、体育会系出身なだけあって飲み込みが早い。そして外見も良いのである。同じくカッコの良い男先生が「ちょっと私がフォロー役やるからリードしてみて」と組んでいたとき、女先生がちょこちょこ寄ってきて言うことには

女先生「ねえ……なんかいいよね」
小池「ピクチャレスクですね」
女先生「動画撮りたい」

 女二人、熱い視線を送るの巻……。
 で、私が教わるときは変則のヒーロ、及びジェバーダなども。ジェバーダ、左足をされるときがやっぱりまだ一瞬びっくりする。運ばれる動作自体は大丈夫なんだけど、そのあとのパラーダを受ける動作がうまくいかない。足を揃える時に足が曲がる。曲げるタイプのパラーダもありはありなんだけどまっすぐ立つ方が綺麗、と言われたのでなんとかそっちの習慣を身に付けたいものだ。

 後半は、初級ステップをいくつかやったあとフリーダンス。派手に失敗したところはなかったものの、どうしても肩が上がって胸が反る。

女先生「下げて、って言えば下がるんだもん。だから何か上がっちゃう理由があるんだよ。みきさん見てると『肩ーーーッ!!!』ってよく言いたくなる」
小池「女先生の顔写真を男先生の首元に貼ってそれを見て意識しながら踊るしか……」
男先生「変すぎるでしょ」

 というわけで最大の難関はやはりこの肩問題なのだった。あとはオーチョのときに胴体を維持仕切れておらず足の骨にドスンと乗っている感覚があるのでこれも駆逐しないといけない。自分なりの分析だと、膝と足首がつっぱっていることで発生する着地の衝撃を腰で受けているのが要因。さらに、その衝撃で胴が跳ね上がるのを防ごうとして胸がやや反る(肩甲骨を寄せてしまう)、それによって肩も上がる、という悪循環が起きているらしい。

 「体の癖」については、男先生が面白いことを言っていた。あるとき、超有名なとあるアルゼンチンのダンサーのレッスンを受けたとき、男先生が「どうしても、だんだん左腕に力を入れていってしまう癖が抜けない」と相談したらしい。すると有名ダンサー氏は、けげんな顔をして、男先生に向かってこう言った。

ダンサー氏「お前、左腕に力を入れていきたいと思っているのか??」

 このシンプルな切り返し! やっぱり天才系の人は言うことが違う。
 男先生はこの問いを聞いて、「自分の中で、『自分は左腕を強くしてしまう癖がある』と思い込みすぎていたことに気づいた」んだそうな。何にしろ、「自分の意に反してこうなってしまっている」というのはえてして思い込みにすぎないことが多い。私も、どこかで「自分は肩が上がる人間」だと思い込んでいるに違いない。どうにかマインドセットを変えていきたい。

 今日のレッスンは、人数も少なかったので動画撮影をしてもらった。男先生と踊っているところを、映像で見るのは初めてで緊張。やっぱり膝の使い方がぎこちないし、下を向きすぎだなというのが今回の気づき。もっと楽しく、ドラマチックに、力を抜いて踊れる日まで精進精進。