考える引き出し

小池みきがなんでも書くところ・タンゴ練習記録多め

体の中で回るコツ、そして悪夢(レッスン31回目)

1週間分のレッスン。前半5人、後半も5人。原稿ざんまいで体がグシャグシャの中行ったわりには動けたと思う。男先生がなんとなくコンディション悪そうな顔をしていた。

前半はまずパラーダの練習。私はパラーダされたときに後ろに足を出しすぎるらしく、それを半分のサイズにしたらしっくりきた。

そのあとヒーロをした際、「もっとコンパクトにして。体の中を回すようにして。いま体の外側で回ってるから」と言われる。これはいつも言われることなんだけど、今日はその修正がなぜかふといつもより上手くいった感覚があった。すると男先生もすぐさま反応し、

「あっそうそう! さっきと別人!」

そうかこれかー、とすこーしだけわかった感じ。これをちゃんと続けて、強化していけたら……。

フリーダンスではそれをふまえてか、いつもより小さくて細かいリードが多かった。ヒーロの足さばきを、男性の後退についていく形でやる(うまく書けない)ステップなんかはちょっと戸惑ったりも。でも胸で回るのは意識できたと思うし、何より最後ちゃんと音に合わせてポーズをとることができた。いつも「なんとなく」な感じで終わらせてしまうのでできて嬉しい。

後半は最初ボレオの練習。私はどうもボレオされはじめがダメで、ゆすられてる間にだんだんできてくるという感じ。先生の説明をきいて、その原因は最初に体を後ろにひねったあと、さきに胸をしっかり戻していないからだということが理解できた。もっと練習できたらな〜。

それから、今日はキャリアの長い女性が多かったからか(私以外全員数年単位!!)、パラーダ後のアドルノのわりと高レベルなやつと、カレシータ中の小技が伝授された。

女先生の足さばきは美しい。パラーダ後のアドルノ、膝を立てて足先でくるくる小さな円をえがくやつを見せられ、私とレッスン生の先輩は「そんなふうにできない……」と渋い表情に。また、カレシータ中の小技は「軸足じゃない方の足を縮めて軸足と交換、そこから軸足でなくなった足の方を伸ばして両足ピボット、回転に合わせて軸足にもう片方の足を巻きつけていってゴール」というものだったんだが(文字で書いてもなんのことだかわかりゃしない)、意味がわからなすぎて、女先生に「あと三年かかります」と宣言してしまった。

でも実際やってみたら、まあまあできた。初回は「????」だったのが、二回目はなんとか一通りできて、男先生が「あれ、さっきとの差がすごいね」と笑っていた。できるようになりたいけど、これ、ミロンガでやる心の余裕が生まれるだろうか。

 

女先生とのおしゃべり。私が「この1週間は毎日明け方まで原稿をやっていたので体がガタガタだ」と話したところこんな会話に。

女先生「そういうときって変な夢とか見ない?」
小池「グロい悪夢とか見ますね……先生は?」
女先生「私もプレッシャーを感じると見る〜。いつも『デモに間に合わない』っていう内容なの。で、間に合わない原因はいつも靴なのね。片方が見つからないとか、靴がめちゃくちゃ重くて、音楽が始まってるのに全然歩いていけないとか」

ダンサーらしい悪夢だ。私も二十代の頃「大学の単位が実はとりきれていなかった」という夢をよく見ていたので、その感覚はひじょ〜〜によくわかった。そのあと生徒みんなで「夢の中って走れないよね」などの話で盛り上がる。

何度か書いているけど、私の悪夢はかなり身体へのダメージが激しい。今でもよく覚えているのは、「キョウリュウジャー」放映中に、「キョウリュウブラック(生身の方。つまり斉藤秀翼くん!)にいきなり首を切り裂かれる」夢を見たことである。夢の中とはいえめちゃくちゃ痛かった。何か半端な切られ方だったらしくて死ねなくて、喉から血が逆流して鼻から出る、という無駄にリアルな演出まであった。

キョウリュウジャー」を放映していたのは2013年だから、ちょうど『百合のリアル』の編集中だ。あの頃は本当、毎日追い詰められてたな……。

なんてことも思い出したレッスン日だった。やっぱりタンゴは楽しい。