考える引き出し

小池みきがなんでも書くところ・タンゴ練習記録多め

人生の伏線

ラジオをふたつあげた。毎日定時にあげる、というような形にできたらいいのだが、予約投稿ができないこともあって毎日簡単に忘れる。ラジオで話してほしいこと、聞きたいことなどリクエストはこちらまで→ウェブ拍手

radiotalk.jp

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8月5日(日)

午前中に家を出て雑司が谷へ向かう。ライターお茶会という、ライター志望者や駆け出しライターの方々とお喋りする会を時々開催していて、今日は初の「学生さん向けライターお茶会」の日だったのだ。暑すぎるので、ミロンガのときに着るぺらぺらのワンピースを着ていったのだが、汗を吸わない服を着て滝のような汗をかくと大変な悲劇が起きるということを実感した。

13時から、やってきた四人の学生さんと喋る。そのうち一人はなんと高校生のときから私のことを知っているのだという。みんなとても聡明な、自分の意見を持っている人たち。「何を話してくれてもいいのだ」という態度で接し続けていたら、どんどん面白いことを喋ってくれるようになった。こういう光景を見る度、「私にできるのは、このエネルギーを妨げないことだけだ」と思う。エネルギーを妨げている最大の障壁は社会構造だから、ということはやっぱり私たちが関わっていくべきなのもそこなのだ。

とてもとても面白い話をみんなでしたのだが、内容については秘密。知りたい人はライターお茶会へどうぞ。

お茶会のあとは、同じ会場で別の会。こちらは、女性編集者・ライターを20人近く招集するアマゾネスな飲み会である。優秀な若手ライターYさんと二人、去年も主催した集まりだ。みんなで飲み物と食べ物を持ち寄り、ただひたすら喋るという素朴な内容で、とてもおしゃれな女子会とは言えないが気楽で楽しい。私は酒を飲まなくても十分に躁になれる人間なので、あちこちのテーブルを行き来しながらつまみ食いだけしていた。ごまだんごが美味しかった……。

こちらも、オンラインには記せない会話ばかりなので内容は内緒。乾杯のときにはこんなことを言った。

「女子大の中に女子はいない、女子会の中にも女子はいません。女だからという理由で嫌な目にあったとき、人だったときのことを思い出すためのひとつの思い出として、今日の時間を楽しんでいただければと思います。では我々の生産性に乾杯!」

朝 目玉焼き 納豆 ごはん
昼 蒸しパン
夜 ピザとかなんかそういうもの

 

8月6日(月)

2時すぎに寝て、6時すぎに起きた。眠くて辛くて頭痛がする。そのまま16時くらいまで某A社の仕事。帰りの電車の中で久しぶりに寝落ちした。頭がくらくらした。

今月開催の、タンゴコンサートのパンフ業務は初稿が上がってきて大詰め。某雑誌の特集記事もほぼ初稿といえるものが出てきて大詰め。来月からの連載の原稿の締め切りが今週末。新しい媒体からの寄稿願いもあり、アポの予定も増加。最近あまり働いてなかったから少々しんどい。3月は一週間のうち5日図書館に行って、1日三冊本を読んでいたんだけどな……。

タンゴについては、とにかく展開が早くて驚いている。タンゴの教室に一回行ってみよう、と思ったのが4月頭、習い始めてまだ3ヶ月。なのにタンゴについてのエッセイは書くわ寄稿は頼まれるわ、有名なダンサーの方々ともお話しさせてもらえるようになるわ、タンゴに精通したプロデューサーに鬼メッセして「原稿早くください!」とわめいたりしている。不思議なものだ。幸いなのは、いくら仕事周りの展開が早かろうと踊りの上達スピードは上がらないので、これらのことによって私が調子に乗ることはできないということである。たとえ少し調子にのったところで、ミロンガに行けば一瞬で鼻っ柱が折られてしまうだろう。

しかしまあなんというか。そもそもずっと昔に中山可穂の『サイゴン・タンゴ・カフェ』を読んでいなければアルゼンチンタンゴという選択肢は頭になかっただろうし、中山可穂を知ったのは私が10代のときに名古屋の本屋で文庫担当をしていたからだし、そこでバイトをしたのは大学進学する金がなくて浪人したからだし、うちに金がなかったのは親父が死んだからだし……。人生って伏線しかなくて本当に面白い。何もかもが、あとのびっくりするような展開につながっていく。今のところ私の人生よりも『カラマーゾフの兄弟』の物語の方が優れているが、どんな本より自分の人生の方が生々しくてスリルがある。生きることの醍醐味と言う他ない。

でも締め切りは辛いです。

朝 目玉焼き二つ
昼 豆ご飯 豚肉 野菜グリル
夜 そうめん こどもピーマンとナスと豚肉のつけ汁(ようやく揖保乃糸を使い切れた)